初めてのロシア・ブリヤート共和国への旅(前編)
皆さんはブリヤート共和国をご存知でしょうか。
私は今回の旅に出るまで「なにそれ、どこにあるの?」といった感じでした。
これはそんな私の初めてロシアとブリヤート共和国を訪れた際の旅の記録です。
2018年10月21日
成田空港よりバイカル湖で有名なイルクーツクへ、
出発時間が遅いため、深夜の到着となりホテルにて就寝
翌朝 ホテルにて朝食後、車でタリツィ木造建築博物館へ
タリツィは17世紀~20世紀までの建築、民俗学の屋外博物館です。
ロシアは曇りの日が多いですが、この日は晴天でとても澄んだ空がきれいです。
こちらは当時の要塞で杭は地下5mまで刺さっているとのこと。
当時の学校の復元
映画などで見る昔の学校のイメージままといった感じです。
ブリヤート人の住居
モンゴル人のゲルの様なつくりになっています。
タリツィはアンガラ川に隣接しているので、穏やかな景色を堪能できます。
アンガラ川はバイカル湖から流れ出す唯一の川であり、
とても大きく湖のように見えます。
見学後 再度車で移動し、バイカル博物館へ。
ここではバイカル湖、および周辺地域の歴史や生息動物などが見学できる。
元々は研究所であり、地下には現在も地震の計測など施設があるとのことです。
バイカル湖に生息するバイカルアザラシの巣
かまくらのようなつくりです。
バイカル湖に生息するサケ科の魚オームリ
ここ以外では中々お目にかかれません。
オームリ以外にもバイカル湖に生息する生物のミニ水族館が同博物館にあり、
バイカルアザラシも2頭飼育されていました。
昼食後、バイカル湖のほとりにある村リストヴャンカへ。
リストヴャンカの魚市場
バイカル湖で採れた魚や民芸品などが販売されています。
オームリの燻製なども売られていますので、
ここでしか食べられない味を堪能してはいかがでしょうか。
バイカル湖
世界一の透明度を誇る湖、
10月なので水がかなり冷たかったです。
近場にある展望台へ移動、
チェルスキー岩と呼ばれる展望台
カラフルな布はチベット仏教から来ており、
長居を込めて結ばれているようです。
展望台からの眺め
バイカル湖を一望することができるため、
リストヴャンカに来た際は立ち寄ることをお勧めします。
イルクーツクへ戻り夕食、
夕食後はイルクーツク駅から寝台列車にてブリヤート共和国の首都ウラン・ウデへ
日本では珍しくなってしまった寝台列車
これから旅が始まる感じがしてワクワクします。
座席に布団を敷き、寝床を準備したら就寝
翌日早朝にウラン・ウデに到着
睡眠時間が短かったので少し寝不足気味です。
ソビエト広場にあるレーニンの頭像
夜はライトアップされていて少しだけ不気味です。
付近を散策後、ホテルにて朝食
その後、車にてリンポチェ・バフシャへ
2000年に作られた新しい寺院
小高い山の上に建てられたため、
ウラン・ウデの街を一望することができます。
神様がいるため、寺院の内部は撮影禁止でした。
見学後、ソビエト広場に戻り付近を散策。
先ほどのレーニン像の目と鼻の先にある このオペラ・バレエ劇場は
第二次世界大戦後、シベリア抑留者により作られました。
レーニン通りを散策し、車でイヴォルギンスキー・ダツァンへ移動、
イヴォルギンスキーはロシア仏教の中心地であり、1945年に建設されました。
この寺院には即身仏が祀られています。
散策後はセメイスキエの村に移動
セメイスキエはロシア旧教の信者であり200年以上に渡り、
その信仰や文化を守り受け継いでいる人達とのこと。
家や服がカラフルでまるでおとぎ話の中にいるようです。
集落にて夕食後、民族舞踊を鑑賞
その後イルクーツク行きの夜行列車に乗るためウラン・ウデへ
といったところで後編です。
後編もよろしくお願いします。